放射線科
1.5TMRI装置
MRI検査
MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)検査とは、X線撮影やCTのようにX線を使うことなく、その代わりに強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描写する検査です。
患者さんは、基本大きなトンネルの中に入ってもらいます。
狭い所が苦手な人は検査が受けられない事があります。
検査中は、工事現場のような大きな音に切り替わりますが心配ありません。
使用機器:GE Heakthcare Signa HDxt 1.5T Premium Volume
頭部
近年検診(脳ドック)として受けられる方も多くなっています。
数種類のシーケンスを組み合わせて撮像し、総合的に評価します。
MRA(MR-Angiography)は脳を栄養する血管を強調したものです。
動脈瘤や、動脈奇形など脳血管の異常を検出することができます。
造影剤を使わずに脳血管を描出することができます。
VSRAD(早期AD診断支援システム)
アルツハイマー型認知症では内側側頭部(海馬・扁桃・嗅覚内野の大部分)の委縮が最も早く起こることが判明しています。 従って、内側側頭部の委縮を診断することが早期アルツハイマー型認知症のポイントといえます。
VSRADは早期アルツハイマー型認知症に特徴的にみられる内側側頭部の委縮の形態画像情報を解析し、診断支援情報に変換するシステムです。 このシステムの開発により、MRIの画像診断においてこれまで目視では難しかった早期アルツハイマー型認知症診断の支援情報を提供することが可能となりました。


脊椎・脊髄
骨の状態を詳しく知るためにはレントゲンやCTが有効ですが、 椎間板や靭帯、神経そのものなど、軟部組織の評価にはMRIが有利です。

乳房
乳癌の画像診断で、MRIは感度が高く、腫瘤の存在、大きさや拡がりを把握できるため、精密検査や、術前検査として行われます。造影剤を使用して撮影します。

腹部
腹部の撮像は、呼吸同期と息止め撮影(15秒程度)を併用して行います
息止め困難な場合は造影検査は不可となります
EOBという造影剤を使用すると、肝細胞癌、転移性肝癌などの検出能が極めて高いです。

骨盤部

関節

下肢MRA
対象疾患
閉塞性動脈硬化症(ASO)
深部静脈血栓症(DVT) など
