臨床工学科

理念

医療機器を安全かつ効率的に運用し、質の高い医療サービスの提供に努めます。

業務内容

血液浄化業務   

血液浄化とは体の中に溜まった老廃物を排泄できなくなった場合や代謝する機能が働かなくなった場合に行う治療です。治療は主に透析室で行いますが患者さんの状態によっては病室で行うこともあります。当院透析室は15床で月曜日から土曜日2クール(午前・午後の交代制)行っています。臨床工学技士は穿刺や人工透析装置の操作、保守管理を行います。また、血液透析の他に潰瘍性大腸炎等の治療法である白血球除去療法(G-CAP,L-CAP)や家族性高脂血症の治療法のLDL吸着、その他の血漿交換(PE)や血液吸着(PP)腹水濾過濃縮再静注法(CART)等、病態に応じて対応しています。

 

呼吸治療業務   

肺機能が悪くなり、十分な呼吸ができなくなった患者さんには呼吸を代行するための人工呼吸器を装着します。臨床工学技士は人工呼吸器が稼働している病室へ出向き、装置が安全に使用されているか、異常がないかなどをチェックします。また定期的に人工呼吸器のメンテナンスも行います。

 

医療機器管理業務   

人工呼吸器、除細動器、輸液ポンプ、シリンジポンプなどの医療機器を安全管理システムを用いて管理しています。決まった期間や使用時間毎に定期点検を行い、修理依頼があれば、適宜点検や修理を行います。医療機器を安全に使用できるよう、また機器の性能が維持できるようにしています。

 

 

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